セゴビアは世界遺産の街で、ディズニー映画の白雪姫の城のモデルとなっている「アルカサル宮殿」やローマ時代の「水道橋」で知られる人気の観光地です。
マドリードから半日で行くことが出来きるので、マドリード滞在中にちょっとした小旅行気分で行くのに、お勧めの場所です。
マドリードからのアクセス
セゴビアはマドリード州に隣接するカスティーリャ・イ・レオン州セゴビア県の首都です。
マドリードから北西に87kmほど離れています。
マドリードからセゴビアへ行く公共交通機関は2022年1月現在電車のみとなります。
以前はバスでも行くことが出来たのですが、現在運行していないようです。
電車でのアクセス
マドリードからセゴビアへは「ALVIA」という高速列車で30分弱で行くことが出来ます。
マドリードの出発駅はChamartin駅(チャマルティン) ⇔ セゴビアの到着駅はSegovia Guioma駅(セゴビアグイオマ)です。
Segovia Guioma駅は旧市街地から5㎞ほど離れています。
Segovia Guioma駅から旧市街に行くには、
- 駅から徒歩2分のEstación Avというバス停からバスで旧市街へ行く
- タクシーを利用する
の2つの行き方がお薦めです。
なお、市バスを利用する場合は Segovia Guioma駅 からセゴビア水道橋まで片道約20分かかります。
チケット代
曜日や時間帯によってチケット代は異なりますが、片道13~29ユーロくらいです。
※2022年1月5日現在、金・土・日の週末のみの運行になっているようです。
運行日の確認方法
- RENFEのホームページへアクセスをする。
- 「FROM」に出発地の Chamartin またはMadrid TODASを選択する。
- 「TO」に Segovia Guioma駅 またはSegovia TODASを選択する。
- Return(往復)またはOneway(片道)、人数、日付を選択し「Search for ticket」をクリックする。(日帰りの場合は帰りの日付は同じ日に選択をします。)
- その日に運行している列車の時間と料金が定時されるので、購入する時は希望の時間の列車をクリックして購入へと進んでください。
すると、列車のスケジュールの上に日付をクリックするとカレンダーが開きます。
自分が行きたい月のカレンダーまで移動すると、一覧で何曜日に運行があるのか確認することが出来きます。
現在は毎日運行がないので、セゴビアへ行く予定を組むときは運行日を良く確認するようにしましょう!
(Madrid TODASはマドリード市内のいずれかの駅、Segovia TODASはセゴビア市内のという意味です。)
セゴビアの見どころ
セゴビアは1985年にアルカサル宮殿を含むセゴビアの旧市街と水道橋が世界文化遺産に登録されています。
世界文化遺産の街を散策しているだけでも中世にタイムスリップした様な気分になれる都市です。
アルカサル宮殿(世界文化遺産)
アルカサル宮殿はディズニー映画の白雪姫の城のモデルでも知られています。
アルカサル宮殿は、南北西の三方を断崖で囲まれた天然の要塞ともいえる場所に建てられています。
城に入る入り口から下を見ると足がすくみそうです。
王座の間
「玉座の間」と呼ばれるこの部屋は19世紀に「アルフォンソ13世」と「ヴィクトリア王妃」のためにつくられたと言われています。
繊細な彫り物が施された一対の椅子の作りは素晴らしく、背景の赤い絨毯にはカトリック両王の紋章が施されています。
ガレー船の広間
「ガレー船の広間」と呼ばれるこの広間の見どころは、何と言ってもきらびやかな天井です。まるでガレー船をひっくり返したような作りになっています。
「ガレー船の広間」にあるこの絵は「イザベラ1世の戴冠式」の時の様子が描かれています。
戴冠式の日、イザベラ1世はこの「アルカサル宮殿」を出発して、マドリードの「マヨール広場」で戴冠式を受けたと入れ割れています。
マヨール広場についてはこちらの記事で詳しく紹介しています▼
「イザベラ1世」は「コロンブス」の大陸横断を支援したことでも知られています。彼女の支援をうけ、スペインの大航海時代が始まりました。
城内には戦時中に使われていた装備品なども展示されています。
アクセス
住所:Pza. de la Reina Victoria Eugenia, s/n 40003, Segovia, España
セゴビアの中心地のマヨール広場まで徒歩15分
水道橋までは徒歩で約20分
アルカサル宮殿は崖の上に立っていて、中心地からの道のりは登りが続きますので、中心地からはタクシーの利用がお薦めです。
入場料
- 宮殿と博物館 6ユーロ
- ファン2世の塔の見学付き 9ユーロ
アルカサル宮殿の公式ホームページから事前にオンラインチケットの購入も可能です。(ホームページはスペイン語のみ)
水道橋 (世界文化遺産)
約2000年前ののローマ時代に建設されたという水道橋は167個ものアーチが連なり、花崗岩を釘や止めるものを使わずに作られました。
セゴビアの水道橋は現存する水道橋の中でも世界で一番保存状態が良いと言われています。
- 全長は813m
- 高さは一番高いところで28.5m
実際この水道橋を目の前にすると
- 機械がない時代に人の手でどうやってこの思い花崗岩を組み立てたか??
- アーチも釘や接着するものを何一つ使わずにどうやって作ったのか??
と、2000年以上前の先人たちの知識とパワーに圧倒されてしまいます。
約18KM以上も離れたフリオ川から傾斜を1%つけて水を街まで運んできていたそうです。
上から見ると傾斜が分かるかも??
水道橋付近にある階段を上っていくと水道橋を上部から眺めることも出来ます。
アクセス
セゴビアの中心地のマヨール広場まで徒歩5分
アルカサル宮殿までは徒歩で約20分
まとめ
セゴビアは古代ローマ時代から中世の時代を今でも感じることが出来る歴史ある街です。
見どころの「アルカサル宮殿」と「水道橋」だけであればマドリードからの日帰りでも充分楽しめます。
マドリードへ旅行へ行った際には少し足を伸ばしてセゴビアまで行ってみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント