マドリードから日帰りで行ける世界遺産の街「古都トレド」

スペイン観光

「もしスペインに1日しか滞在しないなら、迷わずトレドへ行け」という格言を聞いたことがありますか。トレドは旧市街地自体が世界遺産に登録されていおり、スペインのカトリック教会の総本山であるカテドラルがあったり、画家のエルグレコが愛したことでも知られる魅力的な街です。

トレドはマドリードから日帰りで行くことも出来ます。

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街ごと世界遺産の街 トレド

マドリードからトレドは67km程度離れていますが、日帰りでも充分に満喫することが出来ます。トレドの見どころは旧市街ぎゅっと固まっている為、主要観光スポットだけなら半日、街を一周しても丸1日あれば足ります。

マドリードからのアクセス

マドリードからトレドへ行く公共交通機関電車又はバスの2つの手段がありますが、高速列車のRenfeを使えば、片道33kmで到着することが出来るので、高速列車で行くがお勧めです。

電車でのアクセス

スペイン国内を走る高速列車会社のRENFE(日本でいうJR)のホームページから購入ができる、Avantという高速列車で33分で行くことが出来ます。

マドリードの出発駅はAtocha駅⇔トレドの到着駅はToledo駅です。

チケット購入の方法

RENFEのホームページより購入することが可能です。

ホームページは日本語表記がないのですが、基本的に以下の項目を選択するとチケットが購入できます。英語表記は可能なので英語に表記し直して購入しましょう。

  • 往復か片道か(Round trip/one way)
  • 利用日(Departure date/return date)
  • 何名分を買うのか
  • 列車の時間
  • 座席

購入したチケットはEメールで届くので、乗るときにバーコードを係りの人に見せれば乗車可能です。駅でWifiが使えくても大丈夫なようにバーコードをスクリーンショットするか、ホテルの人に頼んでプリントアウトしておきましょう。

車内でも切符を確認されることがあるので、切符は最後まで捨てずにとっておくようにしましょう。

Renfeの購入方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています▼

チケット代

曜日や時間帯によってチケット代は異なりますが、だいたい片道14ユーロくらいです。
※2022年2月現在、金・土・日の週末のみの運行になっているようです。
夏の観光シーズンになると、平日も運行するかもしれないですね!

トレド駅は見どころがぐっと集まっている旧市街と駅は少し離れています。駅から旧市街までの所要時間です。

  • 徒歩 約20~25分前後
  • タクシー 約5~10分、5~10ユーロ
  • 市バス 約10分、1.4ユーロ

バスでのアクセス

Alsaというバス会社のバスを利用してマドリードからトレドへ行くことが可能です。片道直通で約1時間、途中に経由がある場合は最大1時間45分ほどかかります。

マドリードの出発駅はMadrid Interc. Pl. Elíptica⇔トレドの到着駅はEstación de Autobuses de Toledodです。

チケット代

片道5.57ユーロ

バスは30分毎に毎日運行
バスの到着地は電車の駅よりもより旧市街に近いので、バス下車後すぐに旧市街の観光へ行くことが出来ます。

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見どころの世界遺産

トレドは6世紀に西ゴート王国の首都でした。トレドの周辺はタホ川に囲まれていて、城塞都市として繁栄。

6世紀からイスラム教からレコンキスタによるキリスト教の復活があり、イスラム教とキリスト教の文化と宗教が交わった歴史的建造物が多くあり、1986年に古都トレドとして世界文化遺産に登録をされました。

特に旧市街に見どころが固まっています。

カテドラル・トレド大聖堂 Catedral de Toledo

トレドのカテドラル

トレドにあるカテドラル(トレド大聖堂)は13世紀にフェルナンド3世の命により、スペインのカトリックの大司教座がおかれる総本山・大聖堂として完成されました。

世界で4番目に大きな大聖堂で、トレドを訪れたら絶対に外せない観光スポットでもあります。高さ30mを誇る主祭壇や純銀製の聖体顕示台、エル・グレコやゴヤの絵画など見どころ満載です。

見どころ

聖具室にあるスペインを代表する画家のエル・グレコやゴヤなどの絵画

聖母像・天使の彫刻

天井に向かって造られた大理石の彫刻や主祭団の裏側にある衝立にある聖母像、天使の彫刻。彫刻の繊細さが素晴らしい。

開園時間

  • 平日 10時~18時30分
  • 日曜日・祝日 14時~18時30分

休館日

無休(タワーは日曜日休み)

入場料

  • 1人8ユーロ
  • タワーの入場は11ユーロ

アクセス

カテドラルは旧市街のどこからでも見ることが出来る

旧市街内の中心広場にあるソコドベール広場から徒歩6分

エルグレコ美術館 Museo del Greco

トレドと言えばエルグレコ

受胎告知で知られるエルグレコはギリシャ出身の画家で、晩年をこのトレドで過ごしたことで知られています。

なんとエルグレコの受胎告知の1つは日本の倉敷にある大原美術館も所蔵されており、日本でもエルグレコの作品を見ることが出来ます。

このエルグレコ美術館ではエルグレコの住んでいた住宅が再現されていたり、十二使徒の絵画が展示されています。

マドリードのプラド美術館とセットで見るのもお勧めです。

プラド美術館についてはこちらの記事で解説しています▼

プラド美術館についてはこちらの記事で紹介をしています

開園時間

  • 9月1日~10月31日
    火曜日~土曜日 9時半~19時半
    日曜日 10時~15時
  • 11月1日~2月28日
    火曜日~土曜日 9時半~18時
    日曜日 10時~15時

休館日

毎週月曜日、1月1日、6日、5月1日、12月24日、25日、31日

入場料

1人3ユーロ 7月10日から9月30日まで無料で入場が可能です。

アクセス

旧市街内にあり、カテドラルから徒歩7分

サント・トメ教会 iglesia de Santo Tome

オルガス伯爵によって建てられた教会でエル・グレコのオスガル伯爵の埋葬が所蔵されています。

キリストのいる天上世界と地上の出来事が一つの絵にかかれていることが特徴の作品です。絵画のある部屋はこの絵画を見る為だけの贅沢な空間となっています。

トレドはどこに行ってもエルグレコ関連のものがありますね!

中の写真は撮れなかったので、建物の写真です

開園時間

  • 3月1日~10月15日 10時~18時45分
  • 10月16日~2月28日 10時~17時

休館日

無休

入場料

1人2.5ユーロ(現金のみ)

アクセス

旧市街内にあり、カテドラルから徒歩5分

アルカンタラ橋 Puente de Alcántara

トレドの旧市街を見渡すことが出来る、なんと西暦106年にかけられた古代ローマ橋です。
1900年以上前に掛けられた橋ですが、人も車も今もまだ渡ることが出来る現役の橋です。

アクセス

電車のトレド駅と旧市街に入るテージョ川にかかっている。トレド駅から徒歩10分

ミラドールデルバジェ Mirador del Valle

トレドの旧市街を見渡すことが出来る丘にある展望台です。ここからの景色は絶景です。日中の景色も素晴らしいですが、日が暮れたころに行ってライドアップを見るのもお勧めです。

旧市街を一望

アクセス

旧市街から徒歩で行くと30分もかかってしまいます。しかも登りが続くので、かなりしんどい為タクシーで行くのがお薦めです。

旧市街から約9ユーロです。

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まとめ

マドリードから半日で行けるツアーなどもあり、アクセスも良いトレド。
ちょっとした小旅行気分で行けるので、マドリードでの滞在に慣れてきたころに行くのにお勧めです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

レアルマドリードのファンになったことをきっかけにスペインが好きになりました。
スペインのこと、レアルマドリードのこと、今まで旅してきた色んなところ、旅にまつわるエトセトラを旅行会社目線を交えながら書いていきます。国内・海外旅行の国家資格「総合旅行業務取扱管理者」保有。
ジダンから名前を頂いた猫のジズーと暮らしています。

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