パラドールに泊まれる!スペイン世界遺産の街 城塞都市アビラ~ Ávila ~

スペイン観光

マドリードから日帰りで行け、世界遺産がある都市のいえばトレドセゴビアですが、実はもう一つ、城壁に囲まれ中世の姿をそのまま残す世界遺産の街があります。

その都市の名前はアビラ Ávila

巨大な城壁は必見です。

この記事ではアビラの見どころやアクセス方法を紹介したいと思います。

トレドとセゴビアの記事はこちらからご覧いただけます。

是非参考にしてみてください。

▼トレド▼

▼セゴビア▼

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アビラ Ávila の概要

アビラの街並み
アビラの街並み

アビラの見どころと言えば何といっても旧市街を囲む城壁です。

全長2.5kmにも及ぶ城壁の中には大聖堂のカテドラルなどの歴史的建造物だけではなく、レストランやバル、パラドールもあります。

端正な外観と迫力のこの城壁はヨーロッパで一番保存状態の良いと言われています。

アビラの城壁は壁の内外に点在する教会と合わせてユネスコ世界遺産に登録されています。

アクセス

列車で行く場合

アビラはマドリードから電車で行くことが出来ます。

片道 約1時間半~2時間

チケットは時期によって料金が異なりますが、一般席で大体10~30ユーロです。

  • マドリードの乗車駅 
    Atocha(アトーチャ)駅 または Principe Pio(プリンシペ ピオ)駅
  • アビラの下車駅
    Avila(アビラ)

アビラの列車の下車駅から見どころの旧市街までは離れていて、徒歩で約15,6分です。

電車のチケットはRENFEのというスペインの列車会社のホームページから事前購入が可能です。

▼RENFEでのチケットの購入方法はこちら▼

バスで行く場合

マドリードからアビラまではバスでも行くことが出来ます。

片道 約1時間45分前後 (移動時間はあまり列車と変わらないですね)

チケットは時期によって料金が異なりますが、片道約9〜10ユーロです。

列車と比べるとだいぶ安くいくことが出来ます。※2022年5月現在、バスの運行は土日に限定されているようです。

マドリードの乗車駅 
Madrid South Bus Station(マドリード南バスターミナル)です。

マドリード南バスターミナルの最寄り駅は地下鉄のMéndez Álvaro (L6号線)

アビラのバスの停車駅の場所はこちら▼

バスの下車場所も旧市街から離れていて、旧市街の城壁の入り口まで焼く1.4km、徒歩で約17分です。

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旧市街の見どころ

アビラの見どころはすべて旧市街にまとまっています。

城壁

アビラの城壁

アビラの旧市街を囲む巨大な城壁は、ヨーロッパで一番城壁の保存状態がいい城壁と言われています。

城壁は防御機能とは別に、

  • 食料の供給や物資の流通の管理
  • ペストなどの感染症から町を隔離する

などの役目もありました。

城壁の上を歩いてみよう!

アビラの城壁
アビラの城壁

アビラの城壁の上は歩くことが出来きます。

城壁の上から旧市街の中、アビラの美しい街並みをぐるっと見回すことが出来ます。

中世、敵から国を守るためにここで兵士たちが見張りをしていたのか…と歴史に思いをはせてしまいます。

屋根もなく夏は直射日光が強いので、日除けの帽子は必須です。お水も持参しましょう。

チケット代

  • 大人 5ユーロ
  • 13歳~17歳、65歳以上 3.5ユーロ
  • 12歳以下 無料

入園可能時間

午前10時~午後20時まで(午後15時~17時の間は閉まっているので、注意してください)

  • 最終入場回 18:30
  • 最終入場は19:15

7月~8月の間は月曜日、火曜日、金曜日、土曜日、日曜日のみ入場可能です。

チケット売り場

夜の城壁

ライトアップされた城壁
ライトアップされた城壁

夜になると城壁の周りがライトアップされ、広間の荘厳な雰囲気とはうって変わってとてもロマンチックな雰囲気になります。

スペインの日の入りは夏は21時過ぎになるので、ライトアップを見たい場合はアビラに1泊するのをお勧めします。

アルカサル門

城壁の外から中の町へのは9つの門がありますが、一番見ごたえのある門はアルカサルの門です。あまりにも巨大なので、写真に納まりきりませんでした。

アルカサル門は1884年に国定史跡に指定されています。

カテドラル

アビラのカテドラル
カテドラルの中

アビラのカテドラル(大聖堂)スペインで最初のゴシック様式の大聖堂とされており、要塞としても設計されていたことから城壁と一体となっています。

見学可能時間

  • 月曜日から土曜日 午前10:00時~午後20:00時 (最終入場19:30)
  • 日曜日 午後12:30~午後20:00 (最終入場19:30)

チケット代

  • 大人 7ユーロ
  • シニア(65歳以上) 6ユーロ
  • 13歳~17歳 5.5ユーロ
  • 子供(12歳以下) 無料

アクセス

カテドラルは城壁の中にあります。

噴水

夜の噴水
夜の噴水

城壁の中を歩いていると噴水が見えてきました。夏のスペインの日差しは強く暑いので、涼むにもピッタリの場所です。この噴水も夜なるとライトアップされて、とてもロマンチックな雰囲気になります。

サン・ビセンテ聖堂

サン・ビセンテ聖堂は城壁の外にある聖堂で、11世紀に創設され、13世紀に完成しました。

ロマネスク様式の要素とゴシック様式の要素が融合されている建築で、とてもユニークな建築になっています。

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お勧めのレストラン

あまり知られてませんがアビラは美食の街でもあります。

肉類の料理がとても美味しく、特に仔牛のステーキが有名です。

夏の期間中はどのレストランも、小さな子供連れのファミリーからカップルまで、24時過ぎまでとても賑わっています。

Restaurante Puerta De Alcazar

私がアビラを訪れた時に宿泊をしたホテル

オスタル レスタウランテ プエルタ デル アルカサル(Hostal Restaurante Puerta del Alcázar)

に併設されているレストランがとても美味しかったです。

スペインのポテトサラダ

スペイン語でポテトサラダはensaladilla rusa(エンサラディージャ・ルサ)と言い、どこにもポテトという文字が出て決ません。お店によって中身がことなりますが、大体ポテトにツナ、ゆで卵が入っていることが多いです。

牛肉とジャガイモ、パプリカの煮込み

スペインではパプリカが入った料理が多くみられます。

リゾット

きのこのリゾット

リゾット言えばイタリアが本場ですが、ここのリゾットはイタリアに引けを取らない美味しさでした。

Tripadviserなどでは評価の良い悪いが混在してますが、私はどれも今思い出すだけでもよだれが出そうなほど、美味しかった思い出があります。(日本人の口に合う味だったのかもしれません)

場所も城壁ツアーの受付のすぐ目の前でロケーションもとてもよかったです。

13時ころから混みだして、ランチが始まるとなかなか席が空きません。ランチは早めに行くことをお勧めします。

アクセス

住所:Calle de San Segundo, 38, 05001 Ávila España

お勧めホテル

アビラのホテルは比較的リーズナブルな価格で宿泊できるホテルが多いです。

城壁の外、中といくつかホテルがありますが、どのホテルも昔からある建物を使っていることが多く、部屋は20平米以下くらいが平均の広さです。

オスタル レスタウランテ プエルタ デル アルカサル(Hostal Restaurante Puerta del Alcázar)

  • 上で紹介したレストランが併設されているホテル。
  • 2星ホテルですが清潔
  • お風呂はシャワーのみ

部屋も17平米くらい狭めですが、城壁と城壁の中への入り口の門が目の前にあるので、便利なロケーションです。

スタッフはみんな親切でした。

パラドール Parador de Ávila

グラナダなどのアンダルシア方面に行くと多くあるパラドールですが、実はアビラでもパラドールに宿泊することが出来ます。

「パラドール」は、スペイン国内で、かつて貴族たちが暮らしていたお城や館などの歴史的建造物を利用したホテルのことを言います。特に有名なのがアンダルシア地方の「グラナダ」にあるパラドール。グラナダのパラドールはアルハンブラ宮殿のすぐそばにあり、パラドールも世界遺産のエリアにあります。

アビラのパラドールは城壁の中に位置していて、レストランも併設でTripadviserなのでもかなりいい評価を受けています。

ハネムーンで訪れる時にはお勧めのホテルです。

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まとめ

アビラはマドリードから片道1時間30分と比較的近い距離にあるので、日帰りで行くことが出来ます。

しかし、城壁の夜のライトアップは必見!!

スペインの日の入りは遅く、21時以降になってようやく暗くなるので、1泊して夜のアビラを見るのがお勧めです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

レアルマドリードのファンになったことをきっかけにスペインが好きになりました。
スペインのこと、レアルマドリードのこと、今まで旅してきた色んなところ、旅にまつわるエトセトラを旅行会社目線を交えながら書いていきます。国内・海外旅行の国家資格「総合旅行業務取扱管理者」保有。
ジダンから名前を頂いた猫のジズーと暮らしています。

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