スペインのアンダルシア地方にある都市の「コルドバ」はマドリードからだとギリギリ日帰りで行くことのできる観光スポットです。
歴史地区にはイスラム教とキリスト教の2つの宗教が混在し、イスラム建築の最高峰でもある「メスキータ」や、アラブ式の庭園が美しい「アルカサル」など世界遺産に登録されているスポットがあります。
他にも美しい花が咲き誇る「旧ユダヤ人街」や「花の小径」などインスタ映えするスポットもある魅力的な都市です。
コルドバへのアクセス
マドリードからは高速列車のAVEで片道1時間40分で行くことか出来ます。
高速列車の切符の買い方などはこちらの記事を参考にしてください▼
歴史地区へのアクセス
コルドバの見どころは歴史地区に集中していますが、AVEのコルドバの到着駅から歴史地区は少し離れているので、歴史地区まではバスやタクシーで移動となります。
バスで移動の場合
- コルドバ駅の乗車駅 RENFE-Est.Buses OESTE 3・12番線に乗車
- 下車駅 サン・フェルナンドまたは “Puerta del Puente”
バスで移動の場合は「コルドバ駅」から下車駅の「サン・フェルナンド」バス停まで約10~15分です。そこから徒歩で「歴史地区」まで5分ほどで到着です。
歴史地区まで歩いている途中も、写真のようなペイントが壁や道路にペイントされていて、歩いてて楽しいです。
タクシーで移動
タクシーで移動の場合はコルドバ駅から「歴史地区」まで約6-7分ほど。
メスキータ(Mezquita)
メスキータは、後ウマイヤ朝を創始したイスラム王朝のアブデラマン一世によって786年に建設が開始されました。その後、歴代のカリフというイスラム国家の最高権力者のことによって増改築されて、今のメスキータの土台ができました。その大きさは当時の世界最大級のモスクでした。
その後、13世紀に入るとキリスト教徒の勢力が強くなり、コルドバがに奪還されます。その後、メスキータはキリスト教の大聖堂として増改築されました。
このような歴史的背景がありメスキータはイスラム教徒文化とキリスト教文化が混じりあった世界的にも大変珍しい建築となりました。
またキリスト教の増改築の際に、ゴシック、ルネサンス、バロックなどの様式が混在しており、ヨーロッパの建築の歴史が交じり合った大聖堂となりました。
見どころ
円柱の森
メスキータを代表する柱。メスキータの中には865本もの円柱がたっています。かつては1013本以上あったといわれています。柱はローマ時代や西ゴート時代のものを使用しています。
中央礼拝
メスキータの中心には切るスト教の礼拝堂があります。レコンキスタの後に作られて場所で、ゴシック様式のドーム天井、紅大理石を用いた主催壇飾りはとても豪華です。
スペインのコルドバまでイスラム勢力が支配していたことも驚きましたが、文化の交じり合いも他ではなかなか見れることが出来ない貴重な建物なので、またゆっくりと見学しに行ってみたいと思っています。
開園時間
平日 10:00~19:00
日曜日 08:30~11:30 / 16:00~19:00
開園時間などは急に変更する場合もあるので、事前に必ずホームページで確認をするようにしてください。ホームページでは行きたい日付(または日付の範囲)を選択すると確認することが出来ます。
チケット
大人 11ユーロ
シニア(65歳以上)
子供(10~14歳)6ユーロ
子供(10歳以下)無料
オーディオガイド(日本語はありません) 4ユーロ
チケットはオンラインで事前に購入することが出来ます。
1時間ごとの日時指定ができるので、チケット購入するのにならぶよりも事前購入がおすすめです。(ホームページは日本語のページはありません)
アクセス
住所:C/ Cardenal Herrero n. º 1.14003. Córdoba, Spain.
見学後のお勧めのBar Santos
「Bar Santos」はメスキータを出たところにあるスパニッシュオムレツが名物のバル。
ローカル感にあふれるお店でお値段もリーズナブル!
オムレツは写真のようにフォークを刺されて渡されたので、びっくりしました。
アクセス
アルカサル(Alcázar de los Reyes Cristianos)
王城アルカサルは、カスティーリャ王アルフォンソ11世の命により建設された王宮です。レコンキスタでコルドバを制し14世紀前半に建設された王宮は、イスラム教徒の職人たちがキリスト教の装飾法を取り入れたムデハル様式で建てられていることでも知られています。
またイザベル1世とフェルナンド2世が、グラナダを攻略する際の拠点となったことでも歴史的な場所です。その後は堅牢としても利用されてきました。
中でも見どころはアルカサル宮殿内にあるアラブ式庭園です。
噴水や色とりどりの花がきれいに整備されています。暑いコルドバですが、噴水があることで見た目も耳も涼しくなります。
日陰が少なくて日差しが強いので、帽子など日よけをして見学するのがおすすめです!
また、アルカサルではコロンブスが新大陸航海の資金援助を仰ぐため、カトリック両王に謁見した場所、としても知られています。アルカサル宮殿内にある庭園にはその時の像が建てられています。
これきっかけでコロンブスがアメリカ大陸を発見しのか・・・と思うと歴史的瞬間の場所に自分が立っていることが不思議でたまりません。
開園時間
休館 毎週月曜日
平日 08:15~20:00
土曜日 09:30~18:00
日曜日 08:15~14:45
ナイトツアー 21:00~
チケット
日中 4.8ユーロ
ナイトツアー(21:00~)7ユーロ
アクセス
住所: Calle de las Caballerizas Reales, s/n 14004 Córdoba, España
メスキータから徒歩5~10分
旧ユダヤ人街・花の小径
8世紀ころユダヤ人によって作られた迷路のような石畳の道には花を飾った白い家が連なります。その中にある、「花の小径」は人が一人通れるくらいの細い道ですが、白の壁飾られている「花の鉢植え」がフォトジェニックでインスタ映え間違えなしのスポットです。
この小径の周辺の白い建物の並びは「旧ユダヤ人街」です。旧ユダヤ人街はレストランや、写真のようなカラフルな陶器などスペインのアンダルシアらしい明るい色合いで溢れていて、歩いているだけでもテンションのあがるくねくね道が続きます。
アクセス
住所 Calleja de las Flores, 5, 14003 Córdoba, スペイン
メスキータの裏通りにあり、メスキータからは徒歩5分
まとめ
ゆっくりじっくりコルドバの歴史的な建造物を見て回るには正直日帰りでは足りませんでしたが、日帰りで行くなら
- メスキータ
- アルカサル
- 花の小径と旧ユダヤ人街
3つのスポットのは外せません。
この3つさえ押さえればアンダルシアの雰囲気も感じられ、世界遺産も見れて、日帰りでも満足することは出来ます。
日帰りコルドバ旅行はマドリードを起点にしての滞在中に、ちょっとした小旅行基気分を味わえるのでお勧めです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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