レアルマドリードのファンなって以来、絶対に生で見たい試合の一つが「マドリードダービー」でした。
この記事では2019年2月に念願の「マドリードダービー」を見に行ってきた様子を紹介したいと思います!
マドリードダービーとは
マドリードダービーとは、同じマドリード市内にある「レアルマドリード」と「アトレティマドリード」との試合のことを言います。
スペインリーズの「リーガエスパニョーラ」では1シーズンに2回ホーム&アウェイで試合があります。
スペインリーグのリーガエスパニョーラ以外でも、
- スペインのカップ戦
- チャンピョンズリーグ
などの組み合わせによっては1年に2回以上、マドリードダービーが組まれることがあります。
スペイン国内の他のダービー
同じ都市同士のチームの試合がダービーと呼ばれており、スペイン国内にはマドリード以外にもダービーがあります。
- バルセロナダービー FCバルセロナとRCDエスパニョールのダービー戦
- セビージャダービー セビージャFCとレアルベティスのダービー戦
特にサポーターの熱量が凄いのは地元のファンが多くいるセビージャダービーです。
試合前のサポーター同士の根拠のない罵りあいは、外から見てると笑えますが、彼らは本気で罵りあっています。例えば、セビージャFCはホームカラーが赤、レアルベティスのホームカラーは緑なのですが、
- 赤い色はイケテない
- 緑色はダサい、緑見つけるだけで腹が立つ
など、お互い様々なことに付け込んで罵倒しあいます。
ダービーの時は
- リーグの順位も関係なく
- お互いのプライドがかかっており
- 選手もいつも以上のプレイをする
- サポーターも応援にも力が入る
と、普段の試合以上の白熱した試合になります。
「レアルマドリード」や「FCバルセロナ」は海外のファンも多いので、この2チームの試合の観客は海外旅客も多く、比較的安全に見ることが出来ます。
しかし「セビージャダービー」は地元ファンのいがみ合いがすごく、街を2分してしまうほどなので、現地観戦をする場合は気を付けて観戦してください。
ダービーを見る時の注意
自分の応援しているチームがアウェイの場合には以下のこと避け、安全に観戦しましょう。
- アウェイチームのユニフォームを着て応援
- アウェイチームのグッツを持っていく
- アウェイチームのカラーのものを身につける
- アウェイチームの応援席に行く
- アウェイチームのゴールで大袈裟に喜ばない
チケットの取り方
ダビーなどの人気な試合の場合は出来るだけ早めに試合のチケットを取りましょう。
アウェイチームの応援席は数十席しか振り分けられないことが多いので、ホームスタジアムのチームのオフィシャルホームページより購入することをお勧めします。
チケットの販売がいつになるかわからないので、こまめにホームチームのオフィシャルホームページをのぞいておくことも心がけましょう。
スペイン国内でのサッカーの試合のチケットの購入方法については、こちらの記事で詳しく解説しています▼
試合前の現地の様子
ここからは2019年2月に現地観戦に行った時の様子をレポートしていきます!
私はレアルマドリードのファンなのですが、2019年2月にスペインに行った際は、対戦相手のアトレティコマドリードがホームの試合でした。
舞台はアトレティコマドリードのホームスタジアム「ワンダメトロポリターノ」です。
ワンダメトロポリターノスタジアムについてはこちらの記事で詳しく解説しています▼
選手を乗せたバスがやってくる
試合前に選手達はバスでスタジアムに入場してきます。
バスが見えてくると、サポーター達が道中に続々と集まってきます。
バスに向かって発煙筒が投げつけられたりと、ものものしい雰囲気ですが、これぞダービーというお祭り試合の醍醐味です。
近くに行くと危ないので少し離れたところから、見届けるようにしましょう
スタジアムに入場
スタジアムに入場する前に以下のことを確認されます。
- チケットの確認
- 身体検査
- 持ち物検査
私は冬に行ったので、日本から持ってきていたタンブラーに暖かいお茶を作っていったのですが、セキュリティで没収されてしまいました・・・
理由を聞いたところ、ピッチ投げられたら危険だから、ということでした。その時は、タンブラーなんて投げたりするわけない!と思ってましたが、後々この対応に納得することになります。
選手入場
アウェイのレアルマドリードの選手紹介
まずはアウェイチームのレアルマドリードから選手紹介が始まります。
選手が紹介されるたびにアトレティマドリードのサポーター(アトレティ)からのブーイングがスタジアムに響きわたります。
通常はエース選手にはかなり大きなブーイングがされますが、私がダービーを見に行った時は、以前アトレティコマドリードに所属していたティボー・クルトワ選手へのブーイングがひどかったです。
というものの、クルトワ選手はアトレティマドリードに所属していたのにもかかわらず
- レアルマドリードが世界一のクラブである
- 子供の頃からレアルマドリードでプレイすることが夢だった
と、古巣に全くリスペクトを欠く発言をしていたからです。
ホームのアトレティマドリードの選手紹介
アウェイチームの選手紹介が終わると、いよいよホームスタジアムの選手紹介です。
各選手が紹介される度にアトレティが大きな拍手を送ります。選手紹介の最後は監督「ディエゴ・シメオネ」の紹介です。
ディエゴ~
とアナウンスの後にファンたちが今日一番の大声でコールします。
シメオネ!!!
(マイクで)ディエゴ~
シメオネ!!!
こんなに監督の名前のコールで盛り上がるチームはほとんどありません。
アトレティコマドリードは「ディエゴ・シメオネ監督」あってののチームであることを生で感じることが出来ました。
試合中、ネズミが空から降ってきた⁉
試合中、レアルマドリードのクルトワ選手にボールが渡るたびにスタジアム中から大ブーイングが響き渡りました。そして、クルトワ選手がゴールキックをする直前、空から灰色、黒色の小さなものが沢山降ってきました!!
一体何が振っていたのかと言うと…
IKEAのネズミのぬいぐるみ
アトレティコのファン達が事前に打ち合わせをし、IKEAのネズミのぬいぐるみを購入し、それをスタジアムに向かって投げ入れていたのです。(ここで入場の際にタンブラーを没収されたことが腑に落ちました。)
翌日のマドリードのスポーツ新聞には、ピッチに落ちたネズミのぬいぐるみの写真が記事で載っていました。この試合以降、ツイッターなどファンの間ではクルトワ選手=ネズミの絵文字が使われていくようになるのです。
試合は3-1でレアルマドリードが勝利!!
マドリニスタの私としては試合も勝ったし、白熱の試合を見ることが出来て大満足でした。
試合後、余韻に浸る
ホテルに戻った後
ホテルへ戻った後は、テレビをつけて今日の試合を振り返ります。
ホテルのテレビの契約状況にもよりますが、スペインには「レアルマドリードチャンネル」というレアルマドリードの試合を24時間放送しているチャンネルがあります。
「レアルマドリードのチャンネル」以外にも、深夜に放送しているサッカー番組で、試合を再放送をしてたり、試合を振り返ったりしています。
生で観戦した後に、テレビを見ながら余韻に浸るのは贅沢な楽しみです。
試合の翌朝
試合の翌朝に絶対にやってほしいのが、新聞を購入することです。キオスクや、スーパーなどで購入することが出来ます。マドリードで発行されているスポーツ新聞でお勧めは下記の2誌です。
- AS
- MARCA
紙面の表紙と大部分の中身は主にレアルマドリードやサッカーの記事が占められています。新聞は試合があった翌日にしか手に入れることが出来ないので、思い出に残るお土産になります。
最後にもう一つ、日本を出発する前に試合の録画をしておくのも忘れずに!
こちらの記事もお勧めです。
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